よみがえれ!恐竜たち

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長野市立博物館の特別展「よみがえれ!恐竜たち」の続き。

1枚目の写真はジゴリザ(始新世)とガンジスカワイルカ(現世)の頭骨(レプリカ)です。
ジゴリザはバシロサウルス科(現生のクジラの先祖の仲間と言われています)。
比べると、顎の幅、歯、鼻の位置など違いがあります。
説明書きがないので、ただ見て通り過ぎるだけの人も多かったかも。
この企画展は三葉虫アンモナイト・恐竜がメインだったので仕方ないかもしれませんが、今年は信州新町化石博物館で「クジラ発見プロジェクト」をやっているので、クジラ関係の解説や博物館のPRがあっても良かったかなと思いました。


2枚目の写真は三葉虫のコーナーに展示されていたアースロフィクス Arthrophycus です。
解説パネルでは
 はい回り跡 ディプリクニテス Diplichnites
 食べ歩き跡 クルジアナ Cruziana
 休み跡 ルソフィカス Rusophycus
と書いてあったのですが、展示されていたのは、
 アースロフィクス Arthrophycus
 クルジアナ Cruziana
 ルソフィカス Rusophycus
でした。
3枚目の写真は数年前、群馬県立自然史博物館へ行ったときのものですが、同じ化石を同様に「三葉虫のはい跡」として展示していました。
以下のページではアースロフィクスは「ミミズ型動物(英語でwormという)の巣穴群」「この標本の最上部には三葉虫のはい跡も見られます」としています。

化石の美と科学
http://www.kahaku.go.jp/special/past/fossil/ipix/14koseidai/jungle.html


その他、「ファコプス類(脱皮状態)模型」「ファコプス類(歩行状態)模型」(群馬県立自然史博物館所蔵)、石堂産のアンモナイト、カルステニセラス、シュウドハプロセラスです。