2014-01-01から1年間の記事一覧

鉱物と有孔虫

所用の帰りに露頭に立ち寄って化石採集をしました。いつも駆け足ですが。 昨日の雪はかなり解けたものの、地面は濡れていて、乾いた石を拾える場所はわずかでした。 別所層の黒色泥岩、石灰質・硫化鉄のノジュールなど。 泥岩は白い粒々が大量に入っている部…

ツクバネ

これも冬に山道を歩いていて、探してしまうものの一つ。ツクバネの実です。 1~2mほどの小さな木で、実もほとんど落ちてしまっているので、見過ごしていることが多いです。樹皮の模様が、灰色とエンジ色の縞々で、特徴的なので、それで探したりもします。 下…

ホザキヤドリギ

冬になるとよく目立つ、落葉性のヤドリギです。日が当たると黄色い花が咲いたみたいにきれいです。 これはクヌギに寄生しています。この辺りでは多くはなくて、他にはウメの木で見たくらい。 ヤドリギの実は有毒で、かぶれることもあるそうです。 小さな黄色…

四阿山、ゴトミキ山、烏帽子岳

上から四阿山(あずまやさん)、ゴトミキ山(ごとみきやま)、同、烏帽子岳(えぼしだけ)、同、浅間山。 烏帽子岳とゴトミキ山は雨の前と後の様子です。雪の直後はいっそうきれいでした。 ゴトミキ山は角間渓谷の北の山で、地図には名前はあまり載っていま…

氷柱、カモシカ、魚鱗化石

雪が解けてきたので林道のツララを見てきました。車で行く勇気はなく、途中からは徒歩です。 大きくはありませんが、毎回様子が違っていておもしろいです。 場所によっては繋がって一つの氷の塊になっていたり、きれいに消えていたり。 一部、地面に落ちてい…

逆さ霧

太郎山・虚空蔵山の雲です。(4日)「逆さ霧」と呼ばれています。 右端の二つ峰が太郎山(左が山頂)、中央奥が大峯山、中央手前左の三つ峰が虚空蔵山(左が山頂)。 このときは稜線から溢れて流れ落ちるほどではなかったです。よく見かけますが、こういうの…

山辺学校歴史民俗資料館

先日、松本市の山辺学校歴史民俗資料館を見学しました。 建物は明治19年開校の校舎で県宝。昭和3年まで使われていたそうです。 隣接して教育文化センター(プラネタリウム、科学展示室など)があります。 展示はとてもボリュームがありました。公式サイトで…

コウノトリとマガモ

上の写真はたまに池にいるコウノトリです。いつも一羽。3歳の雌だそうです。追っかけのような人たちもいて、来ているときはにぎわいます。普段は静かですが。 今度、市で愛称を募集するそうです。ちなみに足環番号J0041からだと思いますが「ヨイちゃん」と呼…

蓼科学「保科百助に学び足跡をたどる」

先週、蓼科高校の蓼科学「保科百助に学び足跡をたどる」を受講しました。 講師は佐久教育会 保科百助委員会の原英正先生と友野裕一先生でした。 スライド写真、岩石・化石の標本、問いかけを多用した活気のある講義でした。 板書のキーワードは、保科百助、…

信州新町化石博物館「化石であそぼう!」

信州新町化石博物館の企画展「化石であそぼう!」を見てきました。11月24日まで。 体験学習のためのコンパクトな展示という印象で、小中学校用に常設でも良いかも。 化石であそぼう! 1. 化石ってなあに? 化石についての教科書的な解説。生痕化石、珪化木、…

立科町文化展と保科五無斎の常設展示

立科町文化展と「ふるさと交流館 芦田宿」の保科五無斎の常設展示を見てきました。 文化展は9日までです。 保科五無斎の展示内容は、 パネル2枚(解説、年表) 「筆墨行商 五無斎 保科百助」の名刺と筆・墨 蒲団地(九曜星紋入り) 標本台用皿(「石屋五無斎…

川西公民館まつり

川西公民館の文化祭の展示を見てきました。多くはありませんが、自然関係の展示もありました。 ここの地区ではビオトープや里山整備などの団体が集まって「川西里山・水辺をつなぐ会」を作って活動しています。その活動を写真で紹介する展示がありました。そ…

東御市のアケボノゾウ化石

今年も東御市「火のアートフェスティバル」に合わせて北御牧郷土資料館が開館しているので見てきました。 明日12日(日)の開館は10時~15時のようです。 エアチゼルを使った化石クリーニング実演は、今回は2年前に発掘された切歯のクリーニングでした。実物…

平成26年度 上小児童生徒科学作品展

創造館で小中学生の自由研究の作品展を見てきました。 今年も力作揃いでとても面白く、勉強になりました。 地質関係の作品は、川・海の石ころ3点、化石1点、岩石(黒曜石)の分析1点、結晶作り(塩、明礬、尿素など)5点等でした。 3枚目の写真は、千曲川の…

上田創造館「生きもの大好き!」展

上田創造館「生きもの大好き!」展を見てきました。8月24日(日)まで。 写真約260点とのことで、ほぼ鳥と蝶でした。 岩鼻のハヤブサの写真がありました。そういえば最近ハヤブサの飛ぶ姿を見ました。 説明パネルではチョウゲンボウが移動した後に来たように…

鞍が淵の蛇

先日、産川(さんがわ)上流の鞍が淵でヘビ(マムシ)を見ました。 残念ながら(?)伝説のような大蛇ではありませんでしたが。 地面に手を伸ばしたら落ち葉の陰にいて、あわてて手を引っ込めました。手との距離は20センチほどで、気付くのが遅れたら危なか…

ホタルの数

先月末、近くの川でホタルの数を数えようと思い、歩いてみたのですが、難しかったです。 どこまで数えたのか迷うことが繰り返しありました。ホタルは点滅していて、動きます。辺りは暗くて目を離さずに移動するのは無理ですし、明暗の変化があると、目が慣れ…

魚竜の講演会

日曜日に東御市の生涯学習講演会「生き物の進化をたどって」(講師:カルフォルニア大 藻谷亮介教授)に行ってきました。短い時間ではありましたが専門の研究者のお話しを聞くことができました。解説が簡潔でわかりやすく、本当に小学生にも通じたと思います…

和算家 竹内善吾武信の業績

14日に上田情報ライブラリーのセミナー「和算家 竹内善吾武信の業績」に行ってきました。講師の小林博隆先生のお話はわかりやすく、大変勉強になりました。今回は概要だったので、今後、二回、三回と開催して頂けたら本当に嬉しいのですが。 著作を調べ、活…

田んぼの生きもの観察

田植えから3~4週間後の田んぼで生き物の観察をしました。 写真は、たくさんいて目に付いたものです。上から、カブトエビ、ホウネンエビ、カブトエビの遺骸を食べるコガムシの幼虫(大きい方はガムシかも)、水面をさかさまに這うように移動するモノアラガイ…

結晶模型を作ってみよう

日曜日に佐久市子ども未来館の講演会「鉱物結晶のふしぎ -結晶模型を作ってみよう-」に行ってきました。子ども連れが多く、会場は満席でした。 保科百助が難しくて理解できなかったという「結晶学」がテーマのお話ですが、子どもや初心者向けに、図や写真…

講演会「保科五無斎 狂歌で語る人と業績」

土曜日に佐久市子ども未来館の講演会「保科五無斎 狂歌で語る人と業績」に行ってきました。ユーモアを交えた講演で、狂歌を詠う土屋先生のお声が良くて、とても楽しく聞くことができました。「法螺百とラッパやさんの取り組を行司して見よどちら勝山《かつや…

長野ミネラルショー

土日に長野市のエムウェーブで開催された長野ミネラルショーへ行ってきました。 鉱物や化石がたくさん並んでいて、説明は少ないですが、眺めるだけでもおもしろかったです。 比較用の標本の安いのをいくつか買いました。他には、勉強会のおまけ・お土産用に…

佐久地方の鉱物展

佐久市子ども未来館「佐久地方の鉱物展」を見てきました。 たぶん入手が難しい貴重な標本が展示されていました。 ただ、解説が少なくて、愛好家でない人には面白さが伝わりにくいかも。 地質分布・地質年表等の内容ももっとあると良いのでは。 保科百助のコ…

信州新町化石博物館「田中コレクション展」

信州新町化石博物館の「長野県の化石 田中邦雄コレクション展」を見てきました。 4月6日(日)まで。 http://www.ngn.janis.or.jp/~shinmachi-museum/fossil_mus/fos-mus.html 故田中邦雄氏は信州大学の教授で長野県の地質・古生物の調査に長年携わった方で…

鉱泉の霜柱

沢で鉱泉の出ているところがあって、鉄分を含むようで、そこだけ雪が解けて、褐色になっていました。噴き出す水に触れてみると、わずかに温い感じ。なめてみたら鉄さびの味がしました。こういう場所も血の池と呼ばれたのかも。 沢の水が濁るほどではなかった…

ほしな百首け

保科百助「よいかゝをほしな百首け」より 其四 元日に逢ふたび毎に思ふ哉 今年はどうかかゝをほしなと 没後100年のとき、大部分、テキストデータにしました。https://kengaku5.hatenablog.com/entry/29505905https://kengaku5.hatenablog.com/entry/29760470…