2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ケヤキと雲母

1枚目の写真はケヤキの幹にある、たぶん、皮目(ひもく)です。鱗片状に剥がれて球形になると、雲母や薄板状結晶集合の Thomsonite(トムソン沸石)、Gyrolite(ギロル石、ガイロル石)等に似て見えます。 2枚目の写真はホームセンターで売っていたバーミキ…

コハクチョウ

千曲川のコハクチョウです。今期は12月中頃から飛来しているそうです。早いときは11月中頃に来た年もあります。 テレビ等で繁殖地の様子も知ることができるのはありがたく興味深いです。 渡り鳥関連情報 ハクチョウ・カモ類の飛来経路及び移動状況について(1…

サンマの骨

サンマの下顎と鰓蓋の骨です。 1枚目の写真、左が歯骨、中央上が前鰓蓋骨、中央下が間鰓蓋骨(実際は前鰓蓋骨の下部内側に重なります。写真の前鰓蓋骨と間鰓蓋骨は他の骨とは別個体のもの。)、右上が主鰓蓋骨、右下が下鰓蓋骨。比較的大きくて魚の化石でも…

美ヶ原の片石(へげいし)

江戸時代の『信濃奇勝録』より、美ヶ原の片石(へげいし)の図です。安山岩の板状節理、いわゆる鉄平石(てっぺいせき)。諏訪や佐久では今も採石していて有名ですが、松本でも昔から屋根等に利用されていたようです。 鉄平石の里の石葺き屋根 地質ニュース5…

須坂の一目髑髏

江戸時代の『信濃奇勝録』『信濃奇区一覧』で須坂の一目髑髏(ひとつめのどくろ)について書かれた文中にある、額の穴の図です。(一目髑髏全体の絵図は無いようです。) 『トランヴェール』2018年7月号ではゾウとハクジラの二説を紹介していましたが、この…

大蛇の骨の謎

江戸時代の『信濃奇勝録』『信濃奇区一覧』より、筑摩郡の蚺虵骨(ぜんじゃこつ)の図です。松代の土鑵子(どうかんす)と同様、骨の加工品のようにも見えます。 「其骨互にくみちかひて中に筋通り」という記述があるので、図では一個だけですが、もしかした…

サンマの歯

サンマの咽頭歯です。たぶん後方の上咽頭歯の一つ。長さ1mm。 口の奥の上下の複数の部位に細かい突起状・棘状の歯がびっしり生えています。微小な餌を漉し取るためのものでしょうか。 以前、何かの本で写真を見た記憶はあるのですが、ウェブで検索しても情報…

丸干しの観察

マイワシの丸干しから耳石(扁平石)を取り出してみました。長さ3mm。(体の長さはたぶん14cm程) 1枚目の写真、上は内側、下は外側。2~3枚目の写真は内側と外側をそれぞれ下から照明を当てて撮影したもの。カタクチイワシと同様に、内側が少し膨らみ外側が…

煮干の観察

カタクチイワシの煮干から耳石(扁平石)を取り出してみました。写真はすべて右側の耳石です。長さ約4mm。(体の長さはたぶん10cm程) 1枚目の写真、上は右耳石の内側で、写真左が頭側、上下はそのまま。写真の下は同じ耳石の外側で、写真右が頭側。 2枚目の…

マツの葉

正月飾り用にあった松の葉です。2葉のアカマツで長さは35mm~95mmほど。 2枚目の写真、左はアカマツの葉の断面で、2葉なので半円形です。幅約1mm。 右は昨年採集した3葉マツの葉の化石の断面で、約120度の扇形。(別所層、黄鉄鉱化) マツの葉化石は1葉だけ…