2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

有孔虫化石

別所層黒色頁岩の大きめの有孔虫です。0.8mm~1.0mmほど。 以下の報告に種類がたくさん載っていたので参考にしました。 大きくて細長いものは Bolivina, Bulimina, Hopkinsina が似ているでしょうか。 有孔虫も種類が多く、大きくても細部が見えないと種類を…

標本から始まること

写真は上田創造館にある骨化石でラベルは「クジラ」となっています。約10cm。椎骨の一部?と思いましたが、わかりません。 平面的な化石は写真を集めて似ているものを探したりしますが、立体的なものはさらに難しいですね。 耳骨(鼓骨、鼓室骨)の比較もし…

舎利と蛇骨

写真は小さな蛇骨石(じゃこついし)です。舎利石、舎利母石と呼ぶには小さすぎて、砂利でしょうか。 中身は沸石、魚眼石、方解石、石英、それらの複合等。外観で判別するのは難しいです。 舎利石といえば、なぜ丸い石を舎利(骨)に見立てるのか不思議です…

千曲川のシジミ

ときどき千曲川で石ころ観察をします。風が強くて冬は凍えます。 写真は川原で見かけたシジミの貝殻。内側は白色でした。ほとんどすべて外来種のタイワンシジミに見えます。(在来種のマシジミと見た目の違いが小さいものがあり、個体差もあるので、マシジミ…

シロウリガイ類化石

上田創造館にある青木層の貝化石です。 以前、ウチムラマユイガイダマシか?という気持ちで「イガイの仲間?」と書いてしまったのですが、ウチムラマユイガイダマシ Adulomya uchimuraensis はイガイ科 Mytilidae ではなく、オトヒメハマグリ科 Vesicomyidae…

エボシガイ

ここ数日天気が良いので夕方化石採集をしました。風が冷たく、すぐに暗くなってしまいますが、雪が被るまではまだ行けそう。 写真は昨年、信州新町化石博物館の企画展示室で見た、別所層のエボシガイの化石です。大きさは5mmから10mmほど。木や海藻と一緒に…