上の3枚の写真は上田創造館で見た、表面がガサガサした石英の標本です。褐鉄鉱が覆っている部分もあります。ガサガサの部分は何かの結晶の抜け殻でしょうか。川原で見かける石英脈の破片でも方解石等の抜け殻を見ますが、それより形は複雑に感じました。すべて同じ種類の抜け殻というわけではないのかも。(膨らんでいるように見える部分もあります。例えば、抜け殻のそのまた抜け殻、というケースもあったりするのでしょうか)
石英の観察
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/36347980
下の3枚の写真は最近追加された標本で、破砕・発泡した黒曜岩のようでした。鷲ヶ峰産とのこと。赤いのは鉄分の酸化でしょうか。
鷲ヶ峰関連の参考資料です。
明治大学黒耀石研究センター『資源環境と人類』
https://www.meiji.ac.jp/cols/about/publication.html
第3号(2013年3月)「霧ヶ峰地域における黒曜石原産地の踏査報告」
第5号(2015年3月)「長野県霧ヶ峰地域における黒曜石原産地の踏査報告(2)」
第7号(2017年3月)「長野県霧ヶ峰地域における黒曜石原産地の研究報告(5)」
長野県中部高地における先史時代人類誌 広原遺跡群第1次~第3次調査報告書 その1(2016)
牧野州明,高橋康,中村由克,向井理史,法橋陽美,津金達郎「和田峠黒曜岩と石器」(2015)
https://doi.org/10.5575/geosoc.2015.0019