2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

違い石(ちがいいし)と誓石(ちかいいし)

「上田市指定文化財 ちがい石の産地」の説明板です。 「●みだりに採取・採掘することを禁ずる。」となっています。 岩石の年代について以下の記述があります。 弘法山は、今から約1600万年前頃に海底火山が噴火した石英安山岩(斜長流紋岩ともいう)の溶岩や…

違い石(ちがいいし)と誓石(ちかいいし)

写真は上田市立博物館のウェブサイトにある「ちがい石」です。 https://museum.umic.jp/hakubutsukan/collection 上記サイトより引用 ちがい石 独鈷山(とっこさん)の石英安山岩の風化によって、その班(※斑)晶である斜長石が抜け落ちたもの。二つの結晶が…

茂来館の展示

茂来館には他にも岩石・化石等が展示されていました。写真は2枚目から、古谷石、古谷石、鉄平石、ナウマンゾウと思われる臼歯化石(レプリカ)、茂来館前のフズリナ石灰岩です。 古谷石は「こやいし」と読み、水石にするようです。中生代の泥岩の石灰質ノジ…

茂来館の化石展示

先日、佐久穂町の茂来館で文化祭を見てきました。 茂来館には化石の常設展示もありました。 アンモナイト(2点)、貝類(17点)、ウニ(5点)植物(6点) 図書館で図鑑を見るように、気軽に標本を見ることができるのは良いですね。近所にはそういう場所がな…

薬としての蛇骨

ネットを検索していたところ、江戸時代の「眼目精要」(享保11年(1726)藤井見隆(1689-1759)著)という本に「蛇骨散 目赤く爛るを治す」という記載があるそうです。 もし薬の蛇骨が広く知られていたのであれば、産川の蛇骨石の語源が薬の蛇骨である可能性…