2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夏休みの化石採集

夏休みに入って2回露頭へ出かけました。魚、魚、植物、魚、たまに貝化石という感じ。 ソコダラ科と思われる魚の骨をいくつか見つけた人がいました。 上の写真は上田市立博物館所蔵のソコダラ科化石の写真の一部です。 出典: http://museum.umic.jp/hakubuts…

塩田平ガイドマップ(14)

竜王の上池(1、2枚目の写真)と下池(3枚目)です。 上池・下池の読み方は『手塚誌』(2013)では「うわいけ」「したいけ」となっていますが、「しもいけ」等もあるかもしれません。『手塚誌』には「上竜王池」「下竜王池」の記述もあります。この程度の名称…

塩田平ガイドマップ(13)

絵堂の地蔵の前には石燈籠が2つあって、左が「寶暦九卯十月日」(1759)、右が「天保七丙申年 七月吉祥日」(1836)。石材は宝暦9年の方は主に緑色化した流紋岩(緑色凝灰岩?)、天保7年の方は主に安山岩です。 石の表面の拡大写真は、上から、天保7年の石燈籠…

魚の化石

先日の上田染谷丘高校地学班の展示にあった魚の化石です。(1枚目の写真) 中央左上と右下に主鰓蓋骨が見えます。左上のは左向き(左が頭で右が尾)、右下のは右向き。右下の主鰓蓋骨の下部に白っぽく見える部分がありますが、これは下鰓蓋骨が重なっている…

創造館の珪化木

上田創造館にある別所層の珪化木です。表面に放射状の鉱物結晶がたくさんあります。黄鉄鉱・白鉄鉱化した植物化石もある所なので、石膏?でしょうか。(※追記 5mmほどの球形の鉱物で、石膏ではなく、クリストバル石かもしれません) 後ろの細長いものと「銘…

創造館の貝化石(続き)

創造館にある貝化石の続きです。 「貝 青木層」化石の長さ約25mm(イガイの仲間?)、「マテガイの仲間 小川層」約50mm(イズモノアシタガイ?)、「タニシ 新期上小湖成層」約40mm これらの地層は、比較的柔らかいせいか、別所層に比べると化石の採集機会は…

塩田平ガイドマップ(12)

絵堂の地蔵です。(1つめの写真。その下は表面の拡大) 「絵堂」の読みは本や文書では「えど」「えどう」があり、どちらもあるのかもしれません。 雨乞いにまつわる話が2つあって、一つは、元々この石地蔵は下之郷の絵堂にあったのが、大旱魃の年、村境の絵…

創造館の貝化石

先日、上田創造館の鉱物・岩石・化石展示室を再訪したら化石や鉱物の標本が増えていました。 上から「貝 青木層」(化石の長さ約55mm 海成層)、「貝 小川層」(約35mm 海成層)、「ドブガイ 大杭層」(約90mm 湖成層等)。 青木層の貝化石はハマグリの仲間…

文化祭の化石展示

上田染谷丘高校の文化祭で地学班の展示を見てきました。年によって違いますが、地質標本や所蔵の五無斎標本などの展示があります。今年は別所層の魚化石、大杭層の昆虫化石、独鈷山の岩石等があってとても勉強になりました。 化石標本にいろいろなイラストが…

塩田平ガイドマップ(11)

五加八幡社の石燈篭(明治十四年三月起工、三十一年五月竣工 市指定文化財)と八幡社改修記念碑(昭和57年)です。石燈籠の「修善生洪福」は勝海舟(1823-1899)の揮毫。改修記念碑の文字は佐久間象山(1811-1864) が文久2年(1862)に揮毫した五反幟(約12m×1.66…