2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

薬としての蛇骨

蛇骨(珪華)にはキズ薬の他にも用途があって、渡辺信一郎「江戸の化粧」等によると、風呂で体を洗うのに使う糠袋に、蛇骨を混ぜ入れることもよく行なわれていたそうです。 思っていた以上に蛇骨はポピュラーな薬だったのかも。 沸石を蛇骨と呼んだ人は沸石…

石大尽と石乞食

先日、石大尽(いし だいじん)と石乞食(いし こじき)という言葉を教えてもらいました。 石大尽というのは標本や知識・情報をたくさん持っている人のことで、石乞食はその取り巻きだそうです。 石こじきはお大尽様に取り入って目当ての標本や情報を得よう…

比企忠が保科百助と取引をしたという話

比企忠(ひき ただす)が保科百助と取引をして玄能石に関する功績を独り占めにしたという話は、須藤實「にぎりぎん式教育論」の中で「一つの推論」として出されている話です。 明治29年7月、地質学雑誌第34号に掲載された保科百助「長野県小県郡鉱物標本目録…

北御牧郷土資料館のアケボノゾウ化石

東御市 火のアートフェスティバルに合わせて開館している北御牧郷土資料館のアケボノゾウ化石を今年も見てきました。 14日(日)は午前10時から午後3時までです。 http://www.city.tomi.nagano.jp/2_event/1340007800_3770.html 玄関前では昨年に引き続き化…

ミュージアム鉱研 地球の宝石箱

先日、塩尻市にあるミュージアム鉱研 地球の宝石箱へ行ってきました。 主な目的は保科五無斎の地学標本の見学です。 1枚目の写真、左が諏訪郡落合小学校の「長野県地学標本」、右の2箱が高遠北小学校の「上伊那郡岩石標本」。 箱の上の名札は「五無斎標本(…

ツリガネニンジン

川沿いの土手で咲いていたツリガネニンジンです。 メシベの先がこん棒状のと、三つに開いているのとがあり、調べてみたら雄性先熟なのですね。先にオシベが開いて後からメシベが開きます。 下の2枚の写真はヤマハッカとゲンノショウコでしょうか。道端に咲い…