2012-01-01から1年間の記事一覧

イノシシに遭遇

川原でイノシシに遭遇しました。大きさは1メートルほど。 藪の中でガサゴソ音がするので離れて見ていたら出てきました。 こちらに向かって歩き始めたので、後ずさりすると、ピタッと足を止め、こちらを見ていましたが、やっと何かいることに気付いたのか、あ…

ハツカネズミ

先日、2年半飼っていたハツカネズミが死にました。ペットというわけではなく、たまたま捕まえて、そのままになっていました。餌は玄米と野菜。死因はわかりません。死ぬ前日までいつもと変わらず動き回っていました。ただ、思い返すと少し食事量が減っていた…

アケボノゾウ切歯・臼歯

オオバタグルミの化石と一緒に展示されていたアケボノゾウ化石について。 展示されていたのは、平成元年6月発掘の左切歯、同時期の左上顎第2大臼歯、平成8年頃の右下顎第3大臼歯(第2個体)、平成20年の右切歯、のレプリカ4点です。発掘年等は書かれていない…

オオバタグルミの化石

東御市立図書館のオオバタグルミの展示を見てきました。 展示期間は11月18日から一ヶ月程度とのこと。 http://shinshu.fm/MHz/22.56/archives/0000402888.html 一緒にアケボノゾウの切歯、臼歯と現生クルミの標本も展示されていました。 現生のバタグルミも…

ダンコウバイ・コクサギと化石

先月の写真ですが、ダンコウバイとコクサギです。 ダンコウバイの葉を見ると恐竜の足跡化石を連想してしまいます。 でも、上の足跡の写真は夏の「よみがえれ!恐竜たち」のティラノサウルスの足跡(レプリカ)なのですが、これとはあまり似ていませんね。指…

戌の満水と上田小県地域

先週、上田創造館の企画展「寛保2年 戌の満水と上田小県地域」を見てきました。 戌の満水は1742年の豪雨災害です。 http://edu.umic.jp/zukan/histry/01saigai_01.htm 古文書、地図、石碑の写真、被災地の出土品、東部中学校のビデオ作品「郷土の歴史に学ぶ…

違い石と誓石

明治28年3月地質学雑誌第18号 比企忠「信濃チガヒ石」の記事です。 信濃チガヒ石 信濃小縣郡別所村近傍より近頃チガヒ石とて一種の長石を産す、聞く所によれば火山岩より出てたるものなりと云ふ、結晶は完全にして常に雙晶をなし交夾するよりチガヒ石の名あ…

違い石(ちがいいし)と誓石(ちかいいし)

「上田市指定文化財 ちがい石の産地」の説明板です。 「●みだりに採取・採掘することを禁ずる。」となっています。 岩石の年代について以下の記述があります。 弘法山は、今から約1600万年前頃に海底火山が噴火した石英安山岩(斜長流紋岩ともいう)の溶岩や…

違い石(ちがいいし)と誓石(ちかいいし)

写真は上田市立博物館のウェブサイトにある「ちがい石」です。 https://museum.umic.jp/hakubutsukan/collection 上記サイトより引用 ちがい石 独鈷山(とっこさん)の石英安山岩の風化によって、その班(※斑)晶である斜長石が抜け落ちたもの。二つの結晶が…

茂来館の展示

茂来館には他にも岩石・化石等が展示されていました。写真は2枚目から、古谷石、古谷石、鉄平石、ナウマンゾウと思われる臼歯化石(レプリカ)、茂来館前のフズリナ石灰岩です。 古谷石は「こやいし」と読み、水石にするようです。中生代の泥岩の石灰質ノジ…

茂来館の化石展示

先日、佐久穂町の茂来館で文化祭を見てきました。 茂来館には化石の常設展示もありました。 アンモナイト(2点)、貝類(17点)、ウニ(5点)植物(6点) 図書館で図鑑を見るように、気軽に標本を見ることができるのは良いですね。近所にはそういう場所がな…

薬としての蛇骨

ネットを検索していたところ、江戸時代の「眼目精要」(享保11年(1726)藤井見隆(1689-1759)著)という本に「蛇骨散 目赤く爛るを治す」という記載があるそうです。 もし薬の蛇骨が広く知られていたのであれば、産川の蛇骨石の語源が薬の蛇骨である可能性…

薬としての蛇骨

蛇骨(珪華)にはキズ薬の他にも用途があって、渡辺信一郎「江戸の化粧」等によると、風呂で体を洗うのに使う糠袋に、蛇骨を混ぜ入れることもよく行なわれていたそうです。 思っていた以上に蛇骨はポピュラーな薬だったのかも。 沸石を蛇骨と呼んだ人は沸石…

石大尽と石乞食

先日、石大尽(いし だいじん)と石乞食(いし こじき)という言葉を教えてもらいました。 石大尽というのは標本や知識・情報をたくさん持っている人のことで、石乞食はその取り巻きだそうです。 石こじきはお大尽様に取り入って目当ての標本や情報を得よう…

比企忠が保科百助と取引をしたという話

比企忠(ひき ただす)が保科百助と取引をして玄能石に関する功績を独り占めにしたという話は、須藤實「にぎりぎん式教育論」の中で「一つの推論」として出されている話です。 明治29年7月、地質学雑誌第34号に掲載された保科百助「長野県小県郡鉱物標本目録…

北御牧郷土資料館のアケボノゾウ化石

東御市 火のアートフェスティバルに合わせて開館している北御牧郷土資料館のアケボノゾウ化石を今年も見てきました。 14日(日)は午前10時から午後3時までです。 http://www.city.tomi.nagano.jp/2_event/1340007800_3770.html 玄関前では昨年に引き続き化…

ミュージアム鉱研 地球の宝石箱

先日、塩尻市にあるミュージアム鉱研 地球の宝石箱へ行ってきました。 主な目的は保科五無斎の地学標本の見学です。 1枚目の写真、左が諏訪郡落合小学校の「長野県地学標本」、右の2箱が高遠北小学校の「上伊那郡岩石標本」。 箱の上の名札は「五無斎標本(…

ツリガネニンジン

川沿いの土手で咲いていたツリガネニンジンです。 メシベの先がこん棒状のと、三つに開いているのとがあり、調べてみたら雄性先熟なのですね。先にオシベが開いて後からメシベが開きます。 下の2枚の写真はヤマハッカとゲンノショウコでしょうか。道端に咲い…

よみがえれ!恐竜たち

長野市立博物館の特別展「よみがえれ!恐竜たち」の続き。 1枚目の写真はジゴリザ(始新世)とガンジスカワイルカ(現世)の頭骨(レプリカ)です。 ジゴリザはバシロサウルス科(現生のクジラの先祖の仲間と言われています)。 比べると、顎の幅、歯、鼻の…

よみがえれ!恐竜たち

長野市立博物館の特別展「よみがえれ!恐竜たち」をもう一度見てきました。23日で終了しています。 2枚目の写真はティラノサウルス(レプリカ)で、一番長い歯の付け根の内側に次の歯の先端が見えています。学芸員の方に教えて頂きました。 3枚目の写真は恐…

立科町の信州産岩石鉱物標本(第二次長野県地学標本)

立科町の五無斎資料の岩石鉱物標本について。 以下の説明書きがありました。 資料名「長野県産 鉱物岩石標本」 説明「明治三十六年十月 県下各学校に寄贈 岩石八十一種 鉱物三十九種」 「岩石八十一種 鉱物三十九種」というのは「地学標本売出に関する説明書…

自由研究

立科町の「小学生夏休み作品展」を見てきました。 自由研究や図画工作の作品で本当に楽しいですね。 山の社に探検に行った記録や、地学関係では、地元の地層の研究、軽石の研究があって興味深かったです。 一つ残念だったのですが、自由研究の作品がパネルに…

自由研究

上小児童生徒科学作品展覧会を見てきました。目録によると181点。 毎年とても面白くて、ずっと見ていたくなります。 身近な動物・植物の観察・実験。雲や気温の観察、電気や物理化学の実験等々。 水生生物による川の水質調査、ヤゴの成長の個体差・種類によ…

イワショウブ

山の岩場に咲いていた花です。イワショウブでしょうか。 氷河時代の遺存植物の一つだそうです。最近の気候の変化で、分布も変わって来ているのかもしれませんね。 それから、同じ岩場にあったキリンソウ(花は終わっていました)と道端に咲いていたイヌトウ…

クサギ

山でクサギの花が咲いていました。 角ばった、がくの中から細長い筒状の花が伸びて開きます。オシベとメシベはとても長いです。雄性先熟で、開花直後はオシベが伸び、メシベは曲がっていて受粉しない状態。その後オシベは縮み、メシベが伸びて受粉します。ア…

よみがえれ!恐竜たち

長野市立博物館の特別展「よみがえれ!恐竜たち」を見てきました。9月23日(日)まで。 http://www.city.nagano.nagano.jp/museum/main/03-tokubetu-H24summer.html 化石図鑑のように古生代から新生代まで一通りの化石を展示しています。 特に、三葉虫、アン…

タマアジサイ

林道で咲いていたタマアジサイです。 丸い蕾が割れるように開いて中から紫色の小さな蕾が出てきます。 それから、赤いシモツケの花とハギ(ヤマハギでしょうか)の花です。

糸川英夫展

金曜日に上田創造館の「生誕100年 糸川英夫展」を見てきました。 はやぶさ1/2模型やペンシルロケットを展示。26日まで。期間中に講演もあるそうです。 記録映画の「ペンシルロケットとベビーロケット」を流していました。 「昭和のロケット屋さん」の付録と…

ツバメの食事

ツバメが雛にどんな餌を与えているのか観察してみました。 アブ、蛾、ハチなど。最近はトンボ(主にハラビロトンボ)が多いです。巣の下にもトンボがたくさん落ちています。 たまに餌を持たずに親鳥が来て雛に何か口移ししていましたが、小さな虫か、あるい…

ツバメとハクビシン

5月にツバメがベランダに巣を作りましたが、雛は生まれたものの、何かの動物に襲われ、巣は壊され、雛は食べられてしまったようです。 襲ったのはハクビシンではないかと思います。近くにたくさんいるようです。木登りが得意で果樹や野菜に大きな被害が出て…