化石の体験

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夏休みに化石の体験の案内を一回担当しました。暑い中、出歩きたくないという人もいて(担当者もその一人)、空き地に手でも割れるくらいの頁岩の破片をもらってきて、15分間でいくつ化石を見つけられるか大実験、という名目でやってみました。
最初に露頭と手順について説明5分。
数え方は、目に付くもの・1箇所・1種類を1個として、わかりにくいものは適当に気分で。化石のそばにマークシールを貼り付け。たまたま魚・植物片を多く含む部分だったようで、小さなものですが1人平均20個以上見つかりました。(分類して種類別数を記録したくなりましたがその時間は無く。ざっと見て魚8植物2。魚は鱗9骨1。ニシン科が多く他にハダカイワシ科と種類不明なもの。)
とても壊れやすい石なので母岩を接着剤で補強。USBマイクロスコープとノートパソコンで拡大して観察、撮影。折り紙の箱(70x50x18mm)を作って標本を1つ作成。1時間弱で終了。
化石の楽しさを伝えるつもりが反対につまらなさを伝えていなければ良いのですが…

1枚目の写真はハダカイワシ科?のウロコです。
70x50mmの小箱は100円ショップの220x160mmほどのフタ付きお道具箱に9個入ります。
写真の自作の標本箱は見本用にコピー用紙で作ったもので、実際はポスター・カレンダーの裏の白い紙を使いました。A5(148x210mm)で1個。(3+18+18+70+18+18+3=148、50+18+18+50+18+18+3(または残り全部)=175) 紙が厚すぎると隅の折りたたむ部分が歪みます。コピー用紙では強度不足ですが、厚紙を切って中に折り込めば何とか使えます。裏紙と空き箱を使えば材料費はゼロ。