信濃国小県郡年表の貝化石と木の葉石

イメージ 1

イメージ 2

信濃国小県郡年表の「土産」にある田沢村の貝化石と野倉の木の葉石について。
(原書を見たところ「貝化石」の後に「田沢村」の記述はありませんでした。そのためこの投稿の内容は不確かになりました。2012年9月19日)

田沢村は知る限りでは、青木村東御市にあります。青木村の田沢は別所層や青木層なので貝化石は産出します。東御市の田沢についてはわかりません。凝灰岩・溶岩、大杭層、小川層のようです。
どちらにしても、貝化石の産出地がたくさんある中で、特に名前が知られていたとすると、どうしてなのか不思議です。

野倉は別所層で、木の葉等の化石があります。上の写真は野倉民俗資料館の植物化石です。(クリカシ、ウゴタブ。なお、野倉民俗資料館は常時は開館していません。)
この館の化石の母岩は泥灰岩(石灰質ノジュール)が多いですが、他に黒色頁岩やホルンフェルスもあり、昔の木の葉石が実際にどのようなものだったのかは、わかりません。
貝化石や木の葉石の用途は何だったのでしょう。鑑賞用でしょうか。当時の標本は残っているのでしょうか。