防災講座

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武石公民館で開催された上田市防災講座に参加しました。心配していた雪は、夕方に少しちらつく程度で済みました。
「信州の地質の特性と災害 -東信はだいじょうぶ?-」講師は信州大学 大塚勉教授。
長野県北部地震(2011)、長野県神城断層地震(2014)、地震の規模と震度、活断層地震の被害と地盤条件の関係、上田市の災害、等のお話でした。

一昨年の長野県神城断層地震ではいくつも大きな断差ができましたが、あれは糸魚川-静岡構造線が有史以来初めて地表で動いたのだそうです。(地震は江戸時代の信濃小谷地震(1714)等があります。)

上田地域の地震としては、地域内の活断層によるもの、長野盆地西縁断層帯によるもの、糸魚川-静岡構造線の活断層によるもの等が考えられ、糸魚川-静岡構造線でM8.5の地震が発生した場合、最大震度7、松本・諏訪を中心に甚大な被害が予想され、上田市でも最悪のケースでは死者2000人が予想されるとのことでした。

市で洪水ハザードマップを作って配布していますが、地震災害等の情報も加えたハザードマップを作成中だそうで、注目したいです。

危機管理防災課
http://www.city.ueda.nagano.jp/kiki/index.html

新版長野県地質図ver.1(2010)
http://www.pref.nagano.lg.jp/kanken/chosa/kenkyu/chishitsu/chishitsuzu.html

講座に参加された方のお話で、東北地方太平洋沖地震(2011)のとき、武石では揺れを感じなかった所もあったそうで、興味深いと思いました。地盤と揺れ方に関係しているのでしょうか。上田市で震度4、松本市で震度3。少しゆっくりした大きな揺れ方だったと思います。震度3だと揺れに気付かないこともあるようです。