平成26年度 上小児童生徒科学作品展

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創造館で小中学生の自由研究の作品展を見てきました。
今年も力作揃いでとても面白く、勉強になりました。
地質関係の作品は、川・海の石ころ3点、化石1点、岩石(黒曜石)の分析1点、結晶作り(塩、明礬、尿素など)5点等でした。

3枚目の写真は、千曲川の石ころについて調べた作品で、上田市の川原にたくさんあったという緑色の石の標本です。たぶん、依田川から来た緑色凝灰岩や石英閃緑岩だと思います。
分布を調べて、どこから来た石なのか推理するのも面白そう。

4枚目の写真は、化石がテーマの作品にあった、別所層の魚の鱗の化石の標本です。ニシン科のもの。現在のマイワシ、ニシン、サッパ(ママカリ)などの鱗と比べてみるのも良いかも。

化石はあまり人気がないのか、あるいは、単に採集するだけに止まっていることが多いとか、でしょうか。


他に気になった点として、ほとんどの作品で参考文献や出典の記載がないのですが、明記する方が良いのではないでしょうか。特定の本のイラストの模写を多用していて、出典の記載がないために、どこまでが出品者自身の表現なのかわかりにくい作品がありました。真似をするのは構わないと思いますが、盗作のように思われないためにも引用元は明記した方が良いと思います。

それと、雷雨の中、屋外で採集をしたと書いている作品がありましたが、危険なので、何らかの形で注意喚起が必要ではないかと思いました。出先ではその土地特有の危険もあるので、自分の経験だけで判断するのも危ないです。