ミュージアム鉱研 地球の宝石箱

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先日、塩尻市にあるミュージアム鉱研 地球の宝石箱へ行ってきました。
主な目的は保科五無斎の地学標本の見学です。

1枚目の写真、左が諏訪郡落合小学校の「長野県地学標本」、右の2箱が高遠北小学校の「上伊那郡岩石標本」。
箱の上の名札は「五無斎標本(第一次標本)」「五無斎標本(上伊那郡標本)」となっていました。

この博物館は1998年に「保科五無斎百助展」を開催して、地学標本についての詳しい報告書も作成していたので、よく整理された標本を期待したのですが、多くの学校所蔵品と同様に乱雑な部分も見られました。研究の成果が展示品に活かされないのはちょっと残念。

2枚目の写真は「189 玄能石 上水内郡浅川村」です。
大きな箱に標本が2つ入っていました。これまで見てきたのは、通常の小箱に標本が1つのものばかりだったので驚きました。

3枚目の写真は「222 沸石の一種 小県郡西塩田村」です。
箱のラベルに「242」の文字が見えますが、これは「242 布目瓦 小県郡丸子村」のラベルの上に222のラベルを貼ったもので、上のラベルが破れて下のラベルの文字が見えているのでした。

結晶の大部分は魚眼石のようでした。

5枚目の写真は「237 打製雷斧 上伊那郡中野原」です。ただし、標本の裏に「上水内産 代用」と書かれています。

実は「長野県地学標本献納申込簿」によると落合小学校の申込は10月12日で、すでに標本の納品が始まっていた時期でした。もしかしたら、標本や小箱に過不足があったのかもしれません。10月12日以降の申し込みは12校あります。それらの学校の標本にも他とは違う特徴が見られるのかも。