大きな岩

イメージ 1

イメージ 2

1枚目の写真は沢の転石で、細長い形の岩が大岩の下敷きになって突き出ている様子から、亀石と呼ばれるのを以前聞いたことがありますが、詳細は不明で呼称の分布も不明。たぶん気にして見る人はいないのでしょう。

2枚目の写真は尾根筋の大岩で、こちらは鬼の砦と呼ばれるのを聞いたことがありますが、岩壁はあちこちにあるので、特定の岩のことではなかったのかもしれません。夏は樹木に隠れて下方からは見えにくくなります。

谷底や山麓の巨石には高所から崩落してきたものもあると思います。(沢筋の土石流とは別に)この辺りまでまた届くかもしれないという警告メッセージでしょうか。千年万年に一度あるかないか、という話かもしれませんが。


平賀源内が『天狗髑髏鑒定縁起』の中で、人命にかかわるものでなく、人々が歓ぶなら、天狗の髑髏としておくのも良いという話を書いていました。不確実な事については今でも通じるような考えだと思いますが、人を楽しませるために、聞きかじりの不確実な話を、確認無しに、昔からの伝承だとか、事実であるかのように言うのは、迷惑なことだとも思います。(偉い先生こそ、不確かなことをどれほど日常的に言っているか、言わざるを得ないのかを人に伝えてほしいです… 偉い先生の言うことや本に書いてあることなら間違いを伝えたとしても自分の責任ではないと考える人もいて、無責任は連鎖します)

天狗髑髏(てんぐ しゃれこうべ
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/36390092