創造館の珪化木

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上田創造館にある別所層の珪化木です。表面に放射状の鉱物結晶がたくさんあります。黄鉄鉱・白鉄鉱化した植物化石もある所なので、石膏?でしょうか。(※追記 5mmほどの球形の鉱物で、石膏ではなく、クリストバル石かもしれません)
後ろの細長いものと「銘石他」コーナーの奥隅にあるもの(2枚目の写真)も同じ場所の珪化木のようです。

黄鉄鉱・白鉄鉱化した化石の多くは時間が経つと分解しますが、そのときに繊維状の鉱物ができます。これも主に石膏?でしょうか。(3枚目の写真 ※追記 石膏ではなく白鉄鉱の変化では緑礬が多くできるそうです。水によく溶けます。)

ちなみに「銘石他」コーナーにある大きな柱状の流紋岩(天狗石)は上田招魂社にあったものの一つだそうです。その台になっている白い石は、右手前の2つの石と同じ蝋石です。

それと、展示室開館のときにも書いた別所層の「魚のうろこ」の標本についてですが、拡大写真を見るとどうも魚の骨のようにも思えます。(4枚目の写真。手前からの撮影のため実際は上下にもう少し長いです。)資料を探したのですが骨の名前が見つからず。似ているのは、ニシン科のマイワシで言うと方骨の上にある鱗のように薄い骨です。


展示室前に新しい見学のしおりが置いてありました。展示の簡単な紹介で、疑問に感じる箇所もいくつかありましたが、とりあえず、もっと小中学生向けにした方が良いのでは、と思いました。
展示内容も学校の授業に繋がるような要素も入れて行った方が良いかも。それがないといずれ縮小や改編になりそうで…
例えば、教科書にあるような深成岩、火山岩等の標本も並べて、地元の岩石がその中のどの位置に分類されるのか解説付きで示すとか。

各学校の過去・現在の活動や地元の先人の活動(保科百助、小山進、泉田博物館、野倉民俗資料館等)の内容も追加されて行けば個人的にはとても嬉しいです。