サンマの骨

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サンマの下顎と鰓蓋の骨です。
1枚目の写真、左が歯骨、中央上が前鰓蓋骨、中央下が間鰓蓋骨(実際は前鰓蓋骨の下部内側に重なります。写真の前鰓蓋骨と間鰓蓋骨は他の骨とは別個体のもの。)、右上が主鰓蓋骨、右下が下鰓蓋骨。比較的大きくて魚の化石でも見つかることが多い骨です。
2枚目の写真は、歯骨・前鰓蓋骨・間鰓蓋骨が他の骨とくっついている状態。
魚の骨化石は、いくつか重なった状態で見つかることもあれば、バラバラで見つかることもあるので、骨の個々の形と重なり方がわかるような資料があるとありがたいのですが、なかなか見かけません。

3枚目の写真は先日見つけられなかった顎の小さな歯です。口の先端付近だけにありましたが、まだ見落としているかもしれません。
4枚目の写真は上咽頭歯、5枚目の写真は下咽頭歯の拡大です。どちらも後方に倒れていて、逆戻りさせないためのものでしょうか。

サンマは下顎が長く、カタクチイワシは上顎が長いですが、水面や上方の餌を捕らえるには上顎が短い方が効率が良く、水底や下方の餌を捕らえるには下顎が短い方が効率が良いということなのでしょうか。

サンマの歯
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/36364133
魚の化石
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/34640986