信州新町化石博物館「田中コレクション展」

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信州新町化石博物館の「長野県の化石 田中邦雄コレクション展」を見てきました。
4月6日(日)まで。
http://www.ngn.janis.or.jp/~shinmachi-museum/fossil_mus/fos-mus.html

故田中邦雄氏は信州大学の教授で長野県の地質・古生物の調査に長年携わった方です。

展示の概要です。

1 田中コレクションについて
 田中邦雄氏の著書・編著・監修書、論文等 29点
2 新種の化石
 ウチムラシロウリガイ等 標本 15点 関連論文 2点
3 長野県内の化石 仝点限紂γ羸限 15点
4 長野県内の化石 ⊃契限
 南信地方の化石 21点
 中信地方の化石 23点
 東信地方の化石 8点
 北信地方の化石 16点
5 岩石と鉱物 19点

地質調査と地質図 松本市地質図等 6点
奥裾花自然園のミズバショウ 昭和40年代初めの観光ポスター
写真(化石博物館開館、化石発掘等) 10点


以下は、展示資料から、コレクション中の長野県化石資料の数です。

田中コレクション 長野県内の化石資料数
動物化石 6237
 古生代 21(北信 0 東信 1 中信 16 南信 4)
 中生代 343(北信 0 東信 215 中信 51 南信 77)
 新生代 5873(北信 2333 東信 444 中信 1943 南信 1153)
植物化石 3071
 中生代 180(北信 177 東信 1 中信 0 南信 2)
 新生代 2891(北信 27 東信 51 中信 2132 南信 681)
生痕化石 128
 新生代 128(北信 14 東信 10 中信 97 南信 7)


化石産地の地図は「今回の企画展で展示している化石の産地を示してあります。」

先人の標本コレクションを展示する際の参考にしたいと思います。


2種の生痕化石(中新世)の標本がありました。
フィコシフォン生痕属の一種 Phycosiphon incertum von Fischer-Ooster(写真)
スカラリチューバ生痕属 Scalarituba isp.

別所層でも、フィコシフォンに似ているような、少し違うようなものをよく見かけるので、また勉強したいです。