煮干と化石

イメージ 1

イメージ 2

先日、魚の細長い骨らしき化石を見せて頂いたのですが、まったくわからず。何となくカタクチイワシの歯骨かも、と思い、煮干を一つもらって観察してみました。
上の1枚目の写真は口の部分です。化石は似ていますが決め手がなく、トゲのような歯も見えず、ハズレでしょうか。
2枚目の写真は煮干に付着していたウロコです。別個体のものと思われ、種類は不明ですが、カタクチイワシかもしれません。


NHKの列島誕生ジオ・ジャパンという番組を見ました。とても面白かったです。
早速、別所層の紹介をするのに「日本が二本だった頃の海でできた地層」などと使わせて頂きました。
駄洒落はしつこくなければ聞く人を退屈させなくて良いですね。
地層や化石の魅力を伝える方法として、自然史上の事件と関連付けることは有効だと思います… というか、力不足で興味を引き出す方法がなかなか思い付きません。例えばニュースの文脈は、珍しい、貴重、最古、最大、新発見等で「すごいね」で終わり。
日本海で深海が陸に近い理由と海岸の断崖の理由は説明が少なくてよく分からず。

古生物で登場したのは、飛水峡とハバロフスクのチャート、3000万年前のユーラシア大陸のパラケラテリウム(インドリコテリウム)(後ろにいたのはアンドリューサルクス?)、丹沢山地のサンゴとオウムガイの化石、1400万年前の紀伊半島のステゴロフォドンと「マチカネワニの仲間」。(1400万年前のステゴロフォドンと「マチカネワニの仲間」の化石についてはよくわかりませんでしたが、中新世のワニの足跡化石等が見つかっているようです。)
他にちょっと驚いたのはソメイヨシノ自然交雑説のような描写でした。

地質ニュース 1990年2月号 No.426「アムール川を流れて下る友情船」
https://www.gsj.jp/publications/pub/chishitsunews/news1990-02.html


長野市立博物館で9月3日まで恐竜の企画展をやっています。
恐竜以外の中生代の生物(県内のアンモナイト?)や新生代の展示もあるようで、そちらも面白そうです。
http://www.city.nagano.nagano.jp/museum/tokubetsu/