石灰質ノジュールの観察

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雪で山には入りにくいですが、天気が良いと近くの露頭観察や化石採集に出かけます。
写真は別所層露頭での石灰質ノジュールの様子です。1つ目は厚さ30cmほどの層になっているもの。2番目は数十センチの塊が特定の層に点在しているもの。3番目は数ミリから数センチの小さな塊が層状に多数あるもの。
表面の色は黄色っぽい灰色のものが多いですが、黄みの薄い、青白いものもあります。内部の葉理が強いもの、弱いもの。こういう質や状態の違いはどこからくるのでしょうね。

石灰質ノジュールのでき方についての解説がありました。なかなか難しそう。

数研出版「サイエンスネット」第50号 2014年9月
海底環境のタイムカプセル~泥岩中に形成される石灰質ノジュール~(長谷川卓)
http://www.chart.co.jp/subject/rika/rika_scnet.html

下2つの写真は、2番目の写真のタイプのノジュールの表面です。写真の幅は約1ミリ。
薄茶色の楕円形のものは、有孔虫の殻や植物片とは違うようで、鉄分のシミなのかもしれませんが、わかりません。形のはっきりしたもの、はっきりしないもの、どちらも面白いですね。