塩田平ガイドマップ(2)

先日の記事の続きです。
ガイドマップの中の「峯村国一歌碑」というのがわからなくて、地図で示された場所に行ってみたのですが、わかりませんでした。写真（1～3枚目）は同所にある「峯村嘉孝翁之碑」です。
郷土史に詳しい方にまたきいてみようと思います。

それから、地図にある「窪田空穂・峯村国一師弟歌碑」は誤りのようで、現地（生島足島神社境内南）の説明板では「太田水穂 峯村国一 師弟の歌碑」です。（4、5枚目の写真）


先日の記事
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/34516817


「峯村嘉孝翁之碑」の文（一部の異体字・略字等は一般的な字に変更しました）

峯村嘉孝翁之碑
　衆議院議員　井出一太郎書

翁は明治三十一年旧富士山村に生れ 資性温厚にして 村長協同組合長財産管理組合長等の要職を多年歴任さる
古来より当地は水源に乏しく水田は旱魃の災禍を受ける事がしば／＼であった
翁はこの窮状を打開する方途は 水源を内村川及び依田川に求める外なしと決意し 昭和十六年関係各方面の協力を得て東部塩田平耕地整理組合を結成した
爾来幾多の辛酸と難関を経て仝二十二年二ッ木墜道水路千二百メートルを完成しこゝに新たなる水系の確立を見た
その後土地改良区の設立と共に有力なる理事として 依田川本流導入水路新設の大事業 地区内各水路の竣工等に貢献せられ　今や蜿蜒千六百余メートルの水路により旱魃の災禍を免れるに至った
豊かな水は将に余沢となり 産業経済文化の興隆に寄与すること多しと 地域住民の斉しく感謝する処である
昭和四十五年七月永眠さるゝまで土地改良事業に満三十年の生涯を捧げた偉大な功績に対し 同志は敬愛の念をこめ 石に刻んで永遠に後世に讃えんとす

（裏側）
富士山財産管理組合
塩田平土地改良区第一区
同級会明正クラブ
峯謡会
有志一同
昭和四十六年十一月三日