夏休みの化石採集(2)

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写真は故中沢克三先生所蔵の標本でタコブネだと思います。化石種の Mizuhobaris izumoensis でしょうか。タコブネの写真を探して見ると放射肋が明瞭なものがほとんどですが、この化石では肋ははっきりしません。
黒色で潰れた殻の破片が見えるタイプ、灰色や褐色で破片は見えないタイプがあります。わずかに放射肋が見えるもの、成長線が見えるもの、平滑で模様は何も見えないもの等があります。

何の化石かわからずに放置されていることも。3~4センチくらいの円形や楕円形で、卵の殻が潰れたようなものがあったら頭足類かもしれません。まとまって見つかることがあるので、見つけたら近くを丁寧に探してみるといいかも。