泥岩の石膏

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1枚目の写真は内村層の菊花状の石膏です。『上田市誌 自然編 上田の地質と土壌』(2002) 31頁より。(大きさは不明。) この写真のものは見たことがありませんが、あちこちの露頭で微小な透石膏の結晶はよく見ます。頁岩の割れ目等にできているもので、岩石中の硫化鉄と炭酸カルシウムが元でしょうか。
2・3枚目の写真は上田創造館の頁岩の標本です。結晶は2~3mm。赤茶色はたぶん褐鉄鉱。
先日も子供向けの体験・観察会で石膏の付いた頁岩をたくさん目にしましたが、見飽きているのか、微小な鉱物には関心がないのか、完全スルーでした。
後で、石膏について紹介すると(砂漠のバラ、クリスタルの洞窟、ホワイトサンズ等)、興味を持つ人も少しだけ、いたようでした。
一番下の写真はたぶん頁岩表面の褐鉄鉱の干渉色(油膜やシャボン玉と同じ)。