植物化石の観察

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上田創造館展示室の中新世の木の葉化石です。種類の説明はありません。現生や化石の木の葉の写真も展示して見比べられるようにしたら面白いかも。

1枚目の写真、左長さ約3cm、右約7cm。全縁?、披針形、側脈は直線的で多い?、基部は鋭形で付け根は丸い、ブナ科シイ属またはアカガシ亜属?
2枚目の写真、長さ約8cm、上の葉を長くしたような形、鋸歯があります。これもカシ類でしょうか。
図鑑等に Quercus(Cyclobalanopsis) mandraliscae という種類があります。和名は「アケボノシラカシ」や「ホソバシラカシ」。
瑞浪市化石博物館 古生物データベースによると「細長い葉(狭披針形)と比較的多い2次脈によって特徴づけられる.QUERCUS PRAEGILVAに似るが,Q. PRAEGILVAの葉は一般に倒披針形であり,区別できる.しかし,狭披針形のQ. PRAEGILVAもあり,それとの識別は困難である.」
http://www2.city.mizunami.gifu.jp/mizunami/Web_P/res.asp?key_no=376

国立科学博物館 常設展示データベース
http://db.kahaku.go.jp/exh/detail?cls=col_z1_01&pkey=1759869

 

3枚目の写真、長さ約12cm、全縁、左右非対称、羽状複葉の小葉?、ムクロジの仲間?
4枚目の写真、長さ約3cm、縁や葉脈がよく見えず、わかりません。候補としては、ムカシブナ、アカガシ亜属、あるいはクスノキ科(アブラチャン等)?