サンマの鱗

イメージ 1

イメージ 2

写真はスーパーで買ったサンマの鱗です。大きさ約5mm、上方向が頭側、円鱗で隆起線はほぼシンプルな同心円状。溝条は見えません。露出部が青色。(手近にあった1枚写真用クリアポケットに濡れたまま挟んで後ろに百均のLEDランタンを置いて接写してみました。)

先日、魚化石でマダラ・スケトウダラ、サンマがあるか聞かれたのですが、自採集品にはたぶん無く、ネットを調べてみるとマダラ Gadus属 とスケトウダラ Theragra属(タラ科 Gadidae)の耳石(Otolith)の報告がありました。サンマ Cololabis属 (Pacific saury)(サンマ科 Scomberesocidae)は見つからず。

ヒシナイイワシ(エオサルディネラ ヒシナイエンシス Eosardinella hishinaiensis)と思われるニシン科の鱗やハダカイワシ科の鱗が大量に見つかることを考えると、群れを作って鱗の取れやすいサンマも、鱗化石が密集して見つかる場所がありそうな気がしますが、どうなのでしょう。見落としているのか、報告が少ないのか…

年末年始、骨付き魚を見かけたら、骨格、歯、鱗などもちょっと気にして見てみると面白いかと。

隆起線と成長線
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/35858074