ほしな百首け

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保科百助「よいかゝをほしな百首け」より

其四 元日に逢ふたび毎に思ふ哉 今年はどうかかゝをほしなと

没後100年のとき、大部分、テキストデータにしました。
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/29505905
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/29760470
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/29904380


以前「みんなで作ろうほしな百首け」という企画案があって、以下はそのときに出た冬の歌です。
五無斎好きな方はいろいろ作ってみてはいかがでしょうか。「かゝ」は独身男性に限るかもしれませんが。

年の瀬に松飾り見て思うかな 来年こそはかゝをほしなと
除夜の鐘遠くに聞きて思うかな 共に歳とるかゝをほしなと
初日の出まぶしく見えて思うかな も少し暗きかゝをほしなと
初詣行く度ごとに思うかな 幸せ願うかゝをほしなと
おみくじで大吉引きて思うかな 他運は要らずかゝをほしなと
年始客迎える度に思うかな 屠蘇を持て来るかゝをほしなと
書初めを書く度ごとに思うかな かな釘ほめるかゝをほしなと
福笑い上手にできて思うかな この人が良しかゝにほしなと
初夢を見る度ごとに思うかな なすでも鷹でもかゝをほしなと
雪の夜に一人帰りて思うかな 火ともし待てるかゝをほしなと