別所層の崖(続き)

採集禁止の玄能石産地

玄能石の採取跡

ハダカイワシ科?の鱗

ペッカムニシキ

円錐形棲管

有孔虫

本でも紹介された、玄能石の産地として有名な浦野川沿いの露頭が「立ち入りを禁止」「岩石の採集を禁止」(トラロープ)になっていました。
それでも鉱物採集で掘る人はいるようで(2枚目の写真)、周辺の保全を考えているのでしたら、今後も注意は必要かと。

写真の化石は別地域の別所層で、毎度おなじみのいつもの面々、ハダカイワシ科?の鱗、ペッカムニシキ、円錐形棲管、有孔虫。何となくほっと安心してしまいますが、もう少し勉強や標本の整理もしたいです…(ありふれた、よく見る化石でも、詳しいことは何もわからず、分類もできず、ほとんど進展もなく、その状態がずっと続いています…)
ちなみに、この岩は細かく割れた状態で落ちていて、触るだけでさらに壊れるような石なので、化石採集には接着剤が必要。(ハンマーは不要)

関連の記事です。
別所層の崖
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名称からの遡及的連想
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「明治時代の考古学者は玄能石を石器だと思っていた」という話
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保科百助の学習会と『信濃公論 復刻版』
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なきにあらねど
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