五無斎保科百助君碑

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津金寺の五無斎保科百助君碑です。揮毫は渡辺敏(わたなべ びん)先生。
顔写真は2011年の戸隠地質化石博物館「保科五無斎 没後100年展」より。
渡辺敏と浅岡一(あさおか はじめ)は実の兄弟なのでどちらか迷うことがありますが、いくつか比べてみると浅岡一の方が細面のようです。渡辺敏の写真は『渡辺敏全集』にも載っている個人蔵のもの。浅岡一の写真は『長野師範人物誌』で見ましたが元々の出典は知りません。

以前の関連の記事です。
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/36004932
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/29661475
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/14758175


四苦八苦九十九百坂さて越えて酌と御重で祝い事せん
我死なば一度訪いたし五無斎の宿はいずこや地獄極楽
一人行くと思いし道もその先は未来の子等でにぎわえるなり
書きながら泣きながらなお声高し文字の払いの懐かしきかな
点睛を欠くが流儀の閥なれば歌の価もおまけあるべし

五無斎の宝は今もかくれんぼ 見つけてほしな 歌の短冊