2008年9月の化石採集体験イベントの記事がこのブログの始まりでした。
あれからそれなりに前進できた部分もあるとは思いますが、大して変わらないような気もします。
採集した化石は標本箱にまとめて今も活用しています。不明化石はほとんどそのまま…
上の写真は左が採集品で、右は故中沢克三先生所蔵の標本の一部。キヌタレガイのようです。
https://kengaku5.hatenablog.com/entry/944131
キヌタレガイの仲間は鰓に硫黄酸化細菌を持って、浅海・深海の還元的な砂泥中に生息しています。化石で見つかるものは大きめで、5~8センチ位のものを見かけます。30センチのものもあるそうです。
黒色頁岩のペッカムニシキ等も化学合成細菌との共生をしていそうな気がしますが、どうなのでしょう。
今後も標本整理や資料を探したりしながら、いろいろ妄想するのでしょう。
「わからない面白さ」がある一方で「わからないつまらなさ」「(思考停止して)決め付ける楽しさ」もあって、どこが違うのか、何が影響しているのか、とか、考えてみるのも面白そう。