2013-01-01から1年間の記事一覧

沸石の累帯的な構造

沸石の結晶の放射状集合体で、中心付近が透明になっているものがあります。この部分は柱状ではなく、薄板状の結晶の集合のように見えるので、トムソン沸石かもしれないと思っています。しかし、よく見かける石であるわりには、該当するような資料が見つから…

変形した高温石英

流紋岩の高温石英です。 高温石英も和名に変化があってややこしいですね。 高温型石英、ベータ石英 β-石英など。 1枚目の写真の結晶は、角張っていて角や稜線が比較的明瞭です。 2枚目以降の写真のものは、潰れて、様々に変形しています。破損はほとんどあ…

「太郎山裏参道 自然に親しむ山歩き」パンフレット

図書館に「太郎山裏参道 自然に親しむ山歩き」というパンフレットがあったので一部頂いてきました。「上田自然に親しむ会」の製作です。「太郎山裏参道絵図」と「四季の花・鳥・昆虫」の写真が載っています。(上の画像) このところ太郎山には行っていない…

青木村民俗資料館

先日、青木村民俗資料館に行ってきました。 3月27日に開館したそうです。 http://shinshu.fm/MHz/22.56/archives/0000411623.html 「昭和の時代」をテーマにしています。 今も品物が増えていて開館後3週間で倍になったそうです。 オート三輪 マツダK360。 青…

小牧山城

小牧山城へ行ってきました。 小牧山城というと織田信長が築城して、羽柴対徳川の小牧・長久手の戦いの戦場になった城が有名ですが、こちらは上田の小牧山の方です。 千曲川の方からは男坂・女坂という登山道が整備されています。女坂を上がって男坂を下りて…

ちがい石、かけ石

資料等ではまだ見たことがないのですが、地元では、ちがい石のことを、かけ石(かけいし)と呼ぶ人もたくさんいます。 「かけ」は掛け算のことで、計算記号の×に見立てているわけです。 かけ石の他、たす石、ひく石、わる石もあります。 たす石は「+」、ひ…

別所線の事故

事故の直後、たまたま舞田駅の踏切に来ていました。遮断機が下りて警報機が鳴っていたので普通に停車したのですが、しばらく待っても電車は来ません。おかしいと思い、中野の方へ行ってみると池の横の辺りに電車が止っているのが見えました。 写真は昼過ぎに…

西塩田中学校のバッジ

2月にとっこ館で西塩田中学校のバッジを展示していました。 バッジの大きさは 15mm x 15mm。「中」の縦棒は下が長く先が尖っています。 西塩田中学校は昭和22年から33年まで旧西塩田小学校に併設されていた中学で、昭和24年(1949)にちがい石を図案化して徽章…

ダンコウバイの雄花と雌花

写真はダンコウバイの雄花、雄花、雌花、雌花です。 峠の道路でも梅やダンコウバイが咲いています。 何の木かわかりませんが、芽吹いて白っぽく見える木もありました。 ダンコウバイの雄花は雌花より大きく、黄色く見えます。 雄花のオシベは不思議な形です…

ジャイロライトと雪あられ

1枚目の写真はインドのブドウ石と Gyrolite です。 Gyrolite にはギロル石、ガイロル石、ジャイロライト等、様々な和名があってややこしいです。 薄い板状の結晶が集まって球体になることが多いそうです。 自分で見かけるのは、空隙を充満して、割れて断面を…

ダンコウバイ

夕方、ダンコウバイの花がたくさん咲いているのを見ました。 雌雄異株で、これは雄花かと思いますが、見比べたことがなく、はっきりしません。 きれいだなあと眺めて写真を撮っただけでした… 次はよく見ようと思います。

氷柱の網目模様

晴れて風がないと汗ばむような陽気で、山の雪もほとんど融けましたが、日陰の沢には残っていて、小さな氷柱もまだありました。 よく見るときれいな網目模様です。

産川・蛇骨石の名前の由来と小泉小太郎

今、小泉小太郎の物語と言われている話は、小山真夫「小県郡民譚集」「小県郡史」にある話が元になっています。それ以前の明治初めの前山村誌・手塚村誌の鞍が淵伝説では小泉小太郎はほとんど登場しません。この伝説は最初は小泉小太郎とはまったく無関係だ…

上田のカラスが減少したという話

地元の民話について調べていたら、松谷みよ子「民話の世界」(1974, 2005) に、太平洋戦争末期、上田でカラスが減少したという話が載っていました。昭和31年(1956)に上田で聞いた話とのことです。 松谷みよ子「民話の世界」(2005) 194頁 とむらいにいった烏 …

小泉小太郎と泉小太郎

写真は産川(さんがわ)の鞍が淵(くらがふち)です。 産川の蛇骨石(じゃこついし)の伝説の一番古い記録は、私の知る限りでは明治初めの前山村誌と手塚村誌です。 ※追記:嘉永5年(1852)の記録がありました。(明治の村誌の約30年前)江戸時代の蛇骨石https…

足跡の観察

自然観察会で冬芽、動物の足跡、冬鳥などを観察しました。 雪の上の足跡を見ていると、動物がどんなコースを歩いているのか、わかってきます。足跡をたどって行くと食痕なども見つかります。 痕跡から動いている様子をイメージするのも面白いですね。地層や…

アオダモの蛍光観察

冬芽の観察会でマルバアオダモの木がたくさんあったので一枝もらって蛍光の観察をしてみました。 ガラスのコップに水と枝を入れると、屋外で水が青く見えるようになりました。 水に色が付くわけではないので、光の加減や見る角度によって青色は見えたり見え…

山を覆う層雲

太郎山(たろうやま)の逆さ霧と呼ばれている現象で、月に数回程度、冬は多く、天気の変わり目に見られる雲です。 2日の午後は夕方までずっとこの雲が出ていました。 写真は午後4時頃の様子です。 離れて見ると、太郎山と虚空蔵山の間、雲の上に坂城の大峯山…

雪上の足跡

山では凍った雪の上にまた薄く雪が積もって、そこに動物の足跡が残っています。 1枚目の写真の2つ並んで穴が開いているのはシカの足跡です。 シカは木の枝の先端もよく食べています。前歯が下顎にだけあるので、かじった跡は一部、引きちぎったようになりま…

雪の独鈷山(とっこざん)と池のマガモです。 14日に平野で20センチ以上積もり、その後もなかなか解けなかったのですが、今日の雨でだいぶ解けました。 かまくらなどを作れば良かったです。忙しくて余裕がありませんでした。 年末年始にはホシハジロやハシビ…

虹色

種類はわかりませんが、1ミリほどの薄片状の鉱物で、虹色に光を映します。 結晶やガラスなどがひび割れて虹色が出ることはよくあります。採集時に壊れてこんな状態になったのでしょうか。 カラフルで面白いです。

蛍光するサメの歯化石

ブラックライトで岩石や化石の標本を照らして写真を撮ってみました。 写真のサメの歯化石は、たくさん流通しているモロッコ産の otodus obliquus です。 白い歯冠の表面、歯根の一部が黄色く蛍光します。母岩の石灰質成分でしょうか。 方解石化したアンモナ…